お盆用に2系統のワレモコウを栽培しています。
以前は、ワレモコウ=秋商材=お盆明けからの出荷という図式がありましたが、近年お盆にもずいぶん使っていただけるようになりました。ワレモコウはうちでも力を入れて栽培している品目であり、産地としても長い歴史があります。長年栽培してきて、大変で辛かったこと、嬉しかったことなど色々な出来事が悲喜こもごも思い浮かびます。都度、自分を励ましながら続けてきましたが、現在でも栽培には大変苦労している品目の筆頭です。だからこそ、きれいにできたときには嬉しさも大きいのでしょうね。市場や生花店さんとワレモコウ畑を見る機会も多いのですが、栽培の苦労はみなさんご存知ありません。ワレモコウの産地も生産者もどんどん減少しています。もう一度、「ワレモコウ」という品目を見直していただきたいところです。
お盆のワレモコウ、とてもきれいな状態に仕上がっています。現在、採花中の「昴」というオリジナル品種は、ラインがとても美しく、花の大きさ・色も申し分ない品質です。