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お盆の総括

結局、お盆用の百合の収穫は今日までかかってしまった。百合の出荷中、乾いた状態の百合を収穫できたのはほんの数回くらい。雨の中の収穫だったり、びっしょりに濡れた状態での収穫が多かった。梅雨明け発表以降は、本当に天候が不順だった。直売所はよく売れたし、ギフト発送はお客様にご迷惑をおかけすることなくお送りできたし、花屋さんにもお盆中にたくさんのご注文をいただいたし、不満を言うのは贅沢かもしれないけれど、あと2,3日早ければ...という感じだった。プレミアムブロンド、クリスタルブランカ、トウーレガ中心だったが、初めて栽培してみたトウーレガは、16cm球でも十分で草姿や花も非の打ちどころのない良い品種だった。お送りした花屋さんからもとても良い評価をいただいた。これは収穫。
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その他の品目は、初めて栽培したマイクロアスターがちょうどよいタイミングで出荷になり、品質的にも価格的にも満足ができるものだった。アスターは周知のようにフザリウムに弱いため、連作は基本的に「不可」だ。でも多品目経営をしているうちのようなところでは、畑を様々な品目で回転させることができるので、植えられるところは毎年いくらでもある。これは強みだ。前にも書いたような気がするが、宿根草や花木中心の経営をしていると、数年に一度は植え替えをするとは言っても毎年の収穫の後も除草管理や株を健康に保つための管理は秋遅くまで続けなければならず、これが実はけっこう大変。アスターのような一年草は収穫後、畑を(少なくとも雑草管理の点で)リセットできるのが良いところ。もう少し一年草を組み込む工夫をしたい。
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ワレモコウ、ベッチーズブルーなどもぼちぼちと出荷になっていたが、大した量にはならなかった。
収穫が例年より少ないのなら、空いた時間を除草作業などに費やしたかったのだが、雨が多くてそれもできず、多くをお盆休み明けに持ち越してしまった。満足できない部分が多かったお盆前だったが、いくつかの課題をはっきりさせることができ、より良い次年度への可能性はつかめたと思う。
秋の品目の代表格は「ワレモコウ」。きれいに仕上がりつつあります。
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明日から2日間、自分もお盆休み。モモを連れてキャンプに行ってきます。
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by n-hanaya | 2017-08-14 19:49 | 農場日記 | Comments(0)

長野県飯山市の切花農家から、農場と家族の「いま」をお伝えしています


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